設定
[Menu]から、[Engine]、[Terminal]、[Keyboard shortcuts]、[Notifications]、[Open connections]、[Master password]を直接開けます。テーマと表示言語は[Preferences]、接続先ごとの項目は[Connections]の[sshc]タブにあります。
Engine
デスクトップ版は、ブックマークとインストールしたWebアプリで同じURLを使えるよう、端末固有の固定ポートを使用します。最初は127.0.0.1:54447を試し、使用中なら選んだ空きポートをこの端末に保存します。Web UI自体は固定URLから開けますが、初めて使うブラウザーを登録するときだけsshcコマンドが一度限りの登録URLを開きます。ポートを変更した後は、新しいURLでブラウザーを登録し直してください。Android版のポートはネイティブアプリが管理します。
外観
[Preferences]では、アプリ全体のテーマと表示言語を設定します。
- システム/ライト/ダークテーマ
- 日本語/English
Terminalのカラーパレット、フォント、背景、色合いは[Settings]→[Terminal]で設定します。
Vaultの作成/ロック解除画面でも、テーマと言語を切り替えられます。
Keyboard shortcuts
[Menu]→[Keyboard shortcuts]で、コマンド検索、Terminal内検索、コピー・貼り付け、前後のコネクション切り替え、Home・SFTPへの移動を設定できます。割り当て欄を押して、Ctrl・Alt・Meta(Command)を含む組み合わせ、またはファンクションキーを入力します。Escで中止、Tabで次の項目に移動します。
重複する割り当ては保存できません。[解除]で無効化、[初期設定に戻す]で全項目を戻せます。コネクション切り替えの既定値はAlt+PageDown/Alt+PageUpです。コピー・貼り付け・Terminal内検索はTerminal内で有効です。貼り付けの確認・編集は通常と同じです。
プリセットに名前を付けて複製・編集・削除できます。内容はSyncの同期対象ですが、使用するプリセットはブラウザーごとに選びます。既存のキー設定は初回に「Imported shortcuts」へ引き継ぎます。標準を編集すると個人用プリセットを作成します。選択中のプリセットが削除されると標準へ戻ります。同時編集で保存できなかった場合は再読み込みしてください。設定ファイルの形式が更新されるため、同期する端末はすべてプリセット対応版に更新してください。ブラウザーやOSに予約されているキーはそちらが優先される場合があります。ブラウザー標準の貼り付け操作は引き続き使えます。
貼り付けの初期設定はCtrl+V(Macでは⌘V)です。Ctrl+Shift+Vも使えます。
Vaultの自動ロック
既定では、利用者の操作によってVault内の秘密情報を最後に読み書きしてから12時間が過ぎると、Vaultをロックします。1〜999の数値を入力し、単位として分または時間を選択できます。Vaultの状態表示、Terminalへの出力、自動同期による秘密情報の参照では、この時間を延長しません。
「自動ロックしない」を選ぶと、手動でロックするかsshcを再起動するまでロック解除状態が続きます。自分で管理している端末でのみ使用してください。
パスワードなしのVaultには自動ロックも手動ロックも適用されません。sshcの起動時に自動で開き、この設定は効きません。パスワード変更時の「現在のパスワード」欄も表示しません。パスワードを設定すると、自動ロック、現在パスワード欄、ロック操作が再び利用できます。
Terminal
- 最大セッション数(1〜200、既定50)
- 再接続時の出力復元に使うバッファ(画面上の[Engine再生バッファ]、16 KiB〜4 MiB、既定256 KiB)
- ブラウザーのスクロールバック(1,000〜100,000行、既定5,000行)
- 接続が切れた後の再接続回数と、Terminalへ表示する接続ログの詳しさ
- フォントサイズ、配色、フォント、背景、色合い
- 選択時のコピー、右クリックでの貼り付け
- OSC 52の全体既定値
- JISキーボードの円記号キーをバックスラッシュとして送信
[Engine再生バッファ]は、ブラウザーが再接続したときに復元する直前の出力を、エンジンのメモリへ保持します。ブラウザーのスクロールバックは、Terminalの画面でさかのぼれる行数です。用途と上限は別で、どちらもディスクには書き込みません。
OSC 52と文字コードは、接続先ごとに上書きできます。OSC 8リンクやKitty keyboard protocolの自動検出に対応しています。
描画には既定でWebGLを使います。利用できない環境や背景画像を使用する場合はDOM描画へ自動的に切り替わります。文字が二重に見える、または残像が残るGPU・ブラウザー環境では「WebGL描画を使用する」を無効にして、常にDOM描画を使えます。
背景画像の「変更」を押すと、検索と選択をまとめた画像ライブラリが開きます。通常の設定画面には選択中の画像だけを表示し、名前変更と削除は各画像の … にまとめています。画像は圧縮・変換せず、アップロードしたバイト列のまま保存します。
ライブラリの保存上限は既定16 MiBで、1〜1024 MiBの範囲から変更できます。上限を下げても既存画像は削除・圧縮しません。大きな画像や多数の画像は、ローカル容量だけでなく暗号化同期の転送量とメモリ使用量も増やします。
名前を変更すると拡張子は実際の画像形式から決まり、全体設定と接続別設定の参照も同時に更新されます。同名の画像は上書きしません。削除時はその画像を使っている参照も同じトランザクションで解除します。
ローカルシェル
OS上で利用できる既定のシェルプロファイルと、開始ディレクトリを選べます。WindowsではPowerShell系、Unix系ではzsh、fish、bashなど、検出された候補が表示されます。
通知
ブラウザーの通知権限が要求されるのは、利用者が通知を有効にしたときだけです。端末内のプログラムがOSC 9/99/777で通知を送ったときの通知音と音量を設定し、通知をテストできます。詳細はタイトルと通知を参照してください。
保存場所
アプリのテーマ、表示言語、通知音、ブラウザー登録情報、使用中のショートカットプリセット、左ナビと接続一覧の幅、SFTPのタブと分割の状態、転送マネージャーとHomeの表示形式は、ブラウザーのローカルストレージに保存されます(端末ごと、ブラウザーごとに別で、同期されません)。Terminalの配色、フォント、背景、色合いと、接続先ごとのsshc設定は、~/.sshワークスペース内のメタデータに保存されます。ここでいうワークスペースはSSH設定の保存領域を指し、複数ペインを保存するWorkspace機能とは別です。
ブラウザーには登録トークンを保存しますが、SSH設定のワークスペースや同期スナップショットには含めません。エンジン側がディスクへ保存するのは、照合に使う一方向のハッシュと発行・最終使用の時刻、エンジンのポート番号だけです。登録トークンはエンジンの再起動後に入り直すたびに新しいものへ差し替わり、最後に使ってから30日で失効します。エンジンのポートが変わった場合や、差し替え前の古いトークンが提示された場合は登録が失効するため、sshc(またはsshc open)で新しいURLを開いて登録し直します。登録は16件までで、古いものから消えます。Vault内の秘密情報とS3の認証情報は、平文の設定ファイルへ保存しません。