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転送マネージャー

日本語表示の転送マネージャー

ファイルとフォルダーのアップロード/ダウンロードに加え、2つのSFTP接続間で行うRemote→Remoteコピー/移動を、1つのキューで管理できます。既定では2件まで同時に転送できます。転送マネージャーはSFTP画面の下部へドックされ、通常は転送件数、全体の進捗、速度だけを表示します。クリックして展開すると、ファイルごとの状態と操作を確認できます。

展開中は上端のグリップを上下へドラッグして、一覧の高さを変更できます。スマートフォンでは操作しやすい3段階へ吸着し、デスクトップでは任意の高さに調整できます。スマートフォンとデスクトップの高さは別々に保存されます。キーボードではグリップへフォーカスし、上下矢印、Home、Endキーでも変更できます。

表示される情報

  • 全体とファイルごとの進捗
  • 転送済み/合計サイズ
  • 現在の速度と残り時間
  • 待機中、転送中、一時停止、完了、失敗、キャンセルの状態

操作

  • 一時停止すると新しい読み書きを止めます。アップロード先の一時ファイルや、ダウンロード済みの位置など、再開に必要な情報は残ります
  • 再開時に転送元と転送先が一時停止前と一致していれば、確認済みの位置から続行します。一致しない場合は、上書き確認またはファイルの再選択が必要です
  • 再実行では、失敗したファイルだけを対象にします。利用できる再開情報があれば途中から、なければ先頭から転送します
  • キャンセルすると転送を中止し、sshcが作成した再開用の一時ファイルを削除します。既存の完成ファイルは削除しません
  • [完了分を消去]では、完了またはキャンセル済みの項目を一覧から除去します。転送済みのファイルは削除しません
  • 完了、キャンセル、失敗した項目は、行ごとの[一覧から削除]で1件ずつ除去できます。[失敗項目を消去]では失敗した項目だけをまとめて除去します
  • [完了項目の自動消去]を「残す」以外(30秒、5分、1時間)にすると、完了した項目はその時間が過ぎたあと自動で一覧から消えます。設定はエンジンに保存され、他の画面にも同じ設定が使われます
  • [新しい転送の開始を止める]を選ぶと、実行中の転送はそのまま続き、待機中の項目は「保留中」と表示されて新しく始まりません。[転送キューの処理を再開する]で元に戻ります
  • 待機中の項目は、行の↑↓で待機列の順番を入れ替えられます。実行中や完了済みの項目は動かせません

右端のメニューには、現在実行できる一括操作だけが表示されます。操作できる転送がない場合は、空のメニューを開くボタン自体を表示しません。キャンセルと完了が同時に起きた場合は、完了状態を維持したまま正常終了として扱います。アップロードの一時ファイルを削除できなかった場合は、転送を一覧に残して理由を表示するため、接続を回復してからキャンセルまたは削除をやり直せます。

アップロード中のデータは、転送先ディレクトリにあるsshc専用の一時ファイルへ保存されます。完了後に内容全体を検証してから正式なファイル名へ置き換えられ、既存ファイルを上書きする場合は転送前に確認が表示されます。再読み込み後にアップロードを続けるには、元のローカルファイルを選び直してください。選び直したファイルの名前、サイズ、更新日時が保存済みの転送情報と一致し、リモート側の一時ファイルも利用できる場合は、確認済みのチャンクだけを飛ばして続行します。

ファイルのダウンロードは、ブラウザー側に保存した途中までのデータと、転送開始時に記録したリモートファイルの状態が一致する場合に再開します。リモートフォルダーのダウンロードではZIPを作成しますが、ZIPの途中からは再開できません。一時停止、失敗、再読み込みの後は先頭からやり直します。Androidでは完成したZIPをシステムのファイル選択画面へ渡します。

転送がないときも転送マネージャーを展開すると、分割転送の既定値を変更できます。大容量ファイルのアップロードとダウンロードは、初期設定では100 MiB以上を32 MiB単位に分け、最大4つの独立したSFTP接続で処理します。分割開始サイズは16〜1024 MiB、接続数は1〜128、チャンクサイズは8〜4096 MiBの範囲で任意の整数を指定できます。接続数を1にすると分割しません。実際に使う接続数は未転送チャンク数までです。設定はエンジンに保存され、Web画面とCLIで共通して使われます。CLIではsshc sftp settingsで既定値を表示・保存でき、getputへ同じオプションを付けると、その実行だけ既定値を上書きできます。

通常ファイルはアップロード、ダウンロードともに512 GiBまで転送できます。分割アップロードでは、転送先に最終サイズの一時ファイルを用意し、各接続が重ならない範囲へ書き込みます。再開に使う完了範囲はエンジンの転送キューへ保存されます。ダウンロードでは、再開可能な同一内容を保証するため、転送開始時にエンジンの一時領域へファイル全体を準備するので、対象ファイルと同程度の空き容量を確保してください。フォルダーをZIPにまとめるダウンロードは別の制限を使用します。

画面を離れた場合

転送キューと状態はエンジンが保存します。待機順、進捗、同時実行数、上書き確認、再開情報は、ブラウザー/WebViewの再読み込み後やエンジンの再起動後にも復元されます。複数の画面を開いた場合も、同じ転送キューが表示されます。

ローカルファイルを読み書きするアップロード/ダウンロードでは、ブラウザー/WebViewがデータを受け渡します。画面を閉じると送受信は止まりますが、転送の状態はエンジンに残ります。再読み込み後のアップロードでは「再開待ち」と表示され、元のファイルを選び直すまで送信しません。

Remote→Remote転送はエンジンが2つのSFTP接続を開いて直接送るため、ブラウザーを閉じても継続します。ファイルは転送先の一時名へ書き、完了するまで正式名へ置き換えません。エンジン終了時に転送中だった項目は、再起動時に待機状態へ戻り、自動的に再実行されます。ただし、転送先への公開や転送元の削除が既に済んでいる可能性がある段階で、結果を端末側のキューへ記録できなかった場合は再実行されません。この項目には[転送先の確認が必要]と表示され、実行できる操作はキャンセルだけになります。転送先で結果を確かめてから、一覧から外してください。

キューのファイルが壊れていた場合も、エンジンは起動します。壊れた内容は原因調査用として端末内に退避され、キューは空の状態から始まります。退避した内容は同期の対象になりません。